東京技研は、トップシェアを獲得したセントラルサクションシステムをはじめとする多種多様な歯科医療機器の開発に取り組み、歯科医院のご要望にお応えしながら、50年以上という年月を歯科業界とともに歩んできました。近年は日本国内にとどまらず、アジアを中心に海外各国の歯科医療に貢献しており、事業活動はグローバル規模に成長しています。

現在、わが国は少子高齢化社会および人口減少社会の到来を迎え、歯科診療の内容も時代の推移とともに変わりつつあります。当社はまず、市場の新たなニーズをつかむために東京技研とエンドユーザーの皆様をIoTサービスで結び、求められている製品を確実にお届けできる環境の構築に注力します。

また、今後ますます医療のデジタル化が進み、属人化しない均質化したサービスが求められるでしょう。私たち歯科医療機器メーカーも、そうしたデジタル化への対応が必須となります。その一方で、デジタルテクノロジーが社会のインフラを支える時代においては、むしろ「人が人を想うやさしさに基づくものづくり」の価値が高まるものと考えます。これからも私たちは自らの理念を信じ、皆様のご期待にお応えすべく精進してまいります。

渡辺  啓介
代表取締役社長
渡辺 啓介